現役理学療法士が解説!腰痛の種類と原因

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腰痛でお悩みの方からの相談は非常に多く、このブログを見ている方の中でも腰痛でお困りの方はかなり多いのではないでしょうか?

腰痛と一言でいっても原因は千差万別。誤った対処法を行うとかえって悪化させてしまうこともあります。

そこでこの記事では、腰痛の種類・原因についてを解説していきます。まずは、正しい知識をつけることから腰痛対策を始めましょう!

そもそも腰痛とは? 

日本人の国民病といえる腰痛とは病名ではなく、 腰部を主とした痛みや張りなどの不快感といった 症状の名前です。生涯で腰痛を経験する人は 60 ~80% と言われています。腰痛になると痛みのため日常生活や仕事に支障を来します。

【出典:産業保健と看護 2023 vol.15 no.4】

腰痛は大きく①特異性腰痛と②非特異性腰痛に大別されます。

①特異性腰痛

画像検査による診断や診察で原因が特定できる腰痛です。 この原因を特定できるのは全体のわずか15%程度といわれています。

例:圧迫骨折、椎間板ヘルニア、狭窄症、坐骨神経痛

②非特異性腰痛

画像検査や診断・診察で原因が特定できない腰痛。腰痛全体の85%程度は非特異性腰痛と言われています。

例:筋性腰痛、椎間板性腰痛、椎間関節性腰痛、仙腸関節性腰痛

どちらが原因かを自分で判別するのは難しいので、腰痛がひどい・痺れなどが伴う場合にはまず、病院で検査をすることをおすすめします。

筋トレやストレッチを適切に行うことで改善が見込める②非特異性腰痛について今回は解説していきます。

非特異性腰痛の種類

①筋性腰痛

筋肉の使い過ぎで酷使した場所に炎症が起きて生じる痛み。疼痛発症箇所を特定し、ほぐすことで軽快する。

②椎間板性疼痛(前屈腰痛)

前かがみになったときに椎間板が圧迫されるて生じる痛み。背筋が弱い人に起こりやすく、猫背やデスクワークの人に多く発症する。

③椎間関節性腰痛(のけぞり腰痛)

背中反った姿勢をとった時に椎間関節がぶつかることで痛みが生じる。腹筋が弱くなる。女性に多い。

④仙腸関節性腰痛(お尻腰痛)

仙骨の歪みや炎症で痛みが生じる。産後の女性に多い。

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